富裕層の不動産投資の特徴 その2

富裕層からは見れば、物件に入居しているテナントは、事務所や商業系ならば聞き覚えのある会社名が好まれると言われています。
逆に、名前も知らないような立ち上がったばかりのベンチャー企業の事務所、奇抜なファッションの若者が頻繁に出入りする店舗など、購入者の理解できない業種の会社は、何をやっているのかよく分からない怪しい会社となり、そのようなテナントが入居している物件は敬遠される傾向があります。

しかし、彼らのこういった考えは理解しておく必要のない古い考えでかというと、決してそうではありません。
彼らの噌好を覚えておくことは非常に重要なのです。
なぜなら、我々が購入した物件を売却するときに買主になる可能性が最も高いのは、このタイプの投資家なのです。
いわば将来のお客様であり、我々の出口戦略に貢献してくれる重要な人たちなのです。

このタイプの投資家の一番の問題は、純粋に利益の追求をしていないことです。
また、表面利回りのみを頼りに近隣の類似物件との比較をしており、賃料から経費を差し引いた純利回りなどは、経験と勘で計算しています。
購入後もどんぶり勘定なケースが多く、いくらの元本を投下した投資が、どれだけの賃料収入を生み、税金をいくら支払って、実質的な手残りがいくらだったのか、これらを細かく計算していませんから、純粋に不動産だけでどれだけの利回りが出たのかは具体的な金額を把握していないことが多いのです。

しかし、こういった層の投資家たちは豊富な現金を持っていますから、もしかしたら、その物件を買うよりも他にもっと有利な投資商品があるかもしれないということを、そもそも厳密な計算ができていないので、他と比較のしようもない状態で投資の決定をしてしまっていますが、それでも成り立ってしまうのです。
これはある意味で、資金に余裕のある富裕層で、なおかつ基本的に資金を他者に依存しないからこそ可能な投資スタイルと言えます。

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