投資ファンドにとって良い物件とは? その1

私募ファンドは投資家から資金を預かり、一定期間の聞に全物件を売却し、投資家に元本を返済しなければなりません。
そのため、現在の利回りよりも、数年後にいまより高く売れる見込みのある物件を選定します。

ファンドの世界では、機関投資家と呼ばれるプロ投資家から預かった資金で不動産投資を行うので、投資家側も運用側もお互いにプロです。
そのため、定性的な要因の多い不動産についてですら、「ーだろう」というような暖昧な表現は通用しないので、様々な収益指標を多角的に用いて、定量的に投資収益を分析し、投資家へ期待収益の説明をする必要があります。

さらに、そのようなファンドでは物件価格範囲、住居専門など物件種別の制限があり、ファンドの方針に沿わない物件は、いくら収益が良くても購入できないという条件設定があったります。
その条件をクリアした中で、かつ収益指標の数値の優れた物件こそが、対投資家へ購入理由を、理論的にプレゼンテーションしやすい、彼ら投資ファンドにとっての良い物件となるのです。

これらのファンドは原資の多くを借入に頼り、元本から見て数十パーセント以上の利回りを目指す代わりに、投資元本がゼロになる可能性もあるという運用をしていました。